①初診は、検査と説明から
強い痛みがあれば、まず応急処置をします。
そのうえでお口全体を調べ、説明してから計画を立てます。

初めての日は、検査とお話から始めます。強い痛みがあれば応急処置を優先します。
初診の流れ
- 問診お困りのこと、持病・お薬、妊娠中かどうか、通いやすい曜日や時間。
- 検査お口の中の確認、レントゲン。根の形や骨を見る必要があればCT。
- 説明むし歯の段階、選べる治療、回数と費用の見込み。よい点も注意点も、正直に。
- ご相談と計画ご希望を聞いて決めます。持ち帰ってから決めていただいて構いません。
- 治療麻酔の痛みを減らす工夫と、削る量を減らす処置。
- メンテナンスへ治したあとに通う間隔を決め、予防歯科へつなぎます。
説明でお伝えすること
持ち帰って、ご家族と相談してから決めていただけます。
②レントゲンとCT
なぜ撮るのか
見えないむし歯や根の先の病気を調べるためです。
被ばくは小さいとされ、さらに必要なときだけに絞って撮ります。

歯と歯の間や詰め物の下、根の先の病気は、目では見えないためレントゲンで確かめます。
- デンタル:数本の歯を細かく
- パノラマ:お口全体を1枚で
- 歯科用CT:根や骨を立体で(根の治療・抜歯の前)
被ばくはどのくらいか
研究のまとめでは、小さなレントゲン1枚で平均約1.3マイクロシーベルトでした [1]。
歯科のレントゲン1回あたりの実効線量(研究のまとめ)
自然界から1年に受ける量(約3,100マイクロシーベルト)と比べ、CTでも数%です [1]。妊娠中の方は事前にお伝えいただければ、撮るかどうかを一緒に考えます。
③使う設備
見える、削りすぎない
削る量を減らし、唾液を入れないための設備です。


- 極細のバー:健康な部分を残しやすい
- 拡大:ルーペ約6倍、マイクロスコープ約25倍
- ラバーダム:ゴムのシートで唾液を防ぐ
- 3D光学スキャナー:型取りをデジタルで
設備は、何のためにあるか
「見える」から削る量を減らせ、「唾液を入れない」ことが根の治療の成否に関わります。
マイクロスコープを使う範囲は、歯の状態で決めます。
④虫歯治療の費用
保険と自費の分かれ目
むし歯の治療の多くは保険で行えます。
材料や設備によって自費になる場合は、事前にお伝えします。

詰める・かぶせる治療と根の治療は、基本的に保険診療です。
レジン・CAD/CAM冠などが保険の範囲です。
自費になるのは、主にセラミックと保険に項目のない処置です。見た目・もち・費用で一緒に決めます。
自費の料金は、治療費用のページでご覧いただけます。
虫歯治療は何回? 回数と期間の目安
小さなむし歯は1〜2回、根の治療は数回です。歯の状態で変わるため、はじめに見込みをお伝えします。
回数のために急ぐことはしません。再治療を増やさないことが、長い目で通院を減らすと考えています [2]。
⑤当院での進め方
ご予約から治療後まで
オンラインかお電話でご予約ください。
検査と説明のあと、納得してから治療に入ります。

- ご予約:オンライン予約またはお電話
- 初診:問診・検査・説明(強い痛みは応急処置を優先)
- 計画:回数・費用の見込み。持ち帰って決められます
- 治療:痛みと削る量を減らす処置
- 治療後:メンテナンスへ
相談だけでも構いません。聞きにくいことこそ、お尋ねください。
持病・お薬・妊娠中の方は、問診でお伝えください。お薬の飲み方は、担当の歯科医師・医師と相談しながら決めると安心です。
参考文献(3件)
- Lee H, Badal A. A Review of Doses for Dental Imaging in 2010-2020 and Development of a Web Dose Calculator. Radiol Res Pract. 2021;2021:6924314.PMID: 35070450
- Brantley CF, Bader JD, Shugars DA, Nesbit SP. Does the cycle of rerestoration lead to larger restorations? J Am Dent Assoc. 1995;126(10):1407-13.PMID: 7594013
- Mjör IA, Moorhead JE, Dahl JE. Reasons for replacement of restorations in permanent teeth in general dental practice. Int Dent J. 2000;50(6):361-6.PMID: 11197194

