①抜く日までと、当日の流れ
初めての日は検査と説明だけ。
別の日に抜き、翌日ごろ消毒、2週間ほどで抜糸です。

初めての日は、レントゲンで生え方と神経の位置を確かめます。
必要ならCTも撮ります。持ち帰ってゆっくり決められます。
抜く日にすること
抜歯の道のり
- 検査と相談(初めての日)レントゲン、必要なら歯科用CT。抜く必要と流れを説明し、別の日を予約します。
- 麻酔十分に効いたことを確かめてから始めます。
- 歯ぐきを開き、骨を少し削る埋まっている歯の場合です。まっすぐ生えていれば、この手順は省けます。
- 歯を分けて取り出す横や斜めに生えた歯は、いくつかに分けて取り出します。
- 縫う歯ぐきを元に戻して縫い、ガーゼを噛んで止血します。
- 翌日ごろ消毒、2週間ほどで抜糸傷の治りを確かめます。日数は生え方で変わります。
埋まっている歯は、歯ぐきを開き、骨を少し削って歯を分けて取り出します。まっすぐなら、麻酔だけで抜けることもあります。
多くは15〜30分ほどです。深く埋まった歯は、もう少しかかります。
麻酔が効いているあいだに
- 食事は感覚が戻ってからにすると、頬や唇を噛まずにすみます
- 切れるころに痛みが出やすいので、痛み止めは指示どおりに
②腫れ・痛みは何日続く?
いつが山で、いつまでか
痛みは当日〜翌日、腫れは2〜3日目が山です。
3日目から10日目にかけて急に軽くなります。
目安は、痛みが当日〜翌日、腫れが2〜3日目が山で、約1週間で引いていきます [1]。
研究の数字では
6,010人の研究では、痛み・開けにくさ・腫れは3日目から10日目に急に減りました [1]。
年齢が上がるほど長引く傾向がありますが [1]、30歳を境に差は無いとする報告もあります [4]。
腫れを早く落ち着かせるために
- 冷やすときは、濡れタオルで軽く(氷で強く冷やしすぎない)
- 当日は入浴・飲酒・喫煙・激しい運動をお休みすると、痛みと出血が落ち着きやすくなります
- 傷口は舌や指で触れず、そっとしておく
③抜歯後の過ごし方
食事・うがい・歯みがき・安静の期間
当日はうがいを軽くし、傷はそっとしておき、やわらかい食事に。

抜いた穴にできる血のかたまりが、治りのもとです。それを守る過ごし方が基本です。
抜いた日の過ごし方
- ガーゼを15分しっかり噛む止血の基本です。止まらなければご連絡ください。
- やわらかい食事麻酔が切れてから。熱いもの・辛いものは、落ち着いてからにします。
- 薬は指示どおり痛み止めは、痛くなってからより、切れる前のほうが効きます。
- 強いうがい強いうがいは血のかたまりが取れやすいので、軽くすすぐ程度に。
- 傷口を触る舌や指、つまようじで触れず、そっとしておきます。
- 入浴・飲酒・喫煙・激しい運動当日はお休みすると、出血と腫れを抑えられます。
出血が止まらないとき
ガーゼを15分しっかり噛みます。つばに血がまじる程度は心配いりませんが、止まらなければご連絡ください。
食事・歯みがき・お風呂・運動はいつから
- 食事:麻酔が切れてから、やわらかいものを。反対側で噛む
- ふつうの食事:痛みと腫れに合わせて少しずつ
- 歯みがき:当日から、傷のまわり以外はふだんどおり
- うがい:当日は、口に含んだ水を静かに出す程度に
- お風呂・お酒・激しい運動:当日はお休み
傷のまわりの磨き始めは、歯科医師がお伝えします。
安静の期間と、仕事・学校の休み方
- 抜く日の午後と翌日は、予定を軽くしておくと安心
- 腫れの山場は2〜3日目 [1]。
- 休みの前日に抜くと、ゆっくり休めます。休診日の連絡先も先に確かめておくと安心です
腫れや痛みには個人差があり、上の歯やまっすぐな歯では小さくすむ方もいます。
痛みが日ごとに強くなる、3〜4日たっても引かない、いやなにおいがする。その場合はドライソケットの可能性があるため、次の予約を待たずにご連絡ください。
④抜くのが怖い方へ
痛みと緊張を抑える工夫
麻酔が十分に効いてから抜きます。
不安なことは、遠慮なくお伝えください。
怖さが強い方は、先にお伝えください。途中で手を挙げれば、いったん止めます。
静脈鎮静法(点滴でうとうとさせる方法)もあります。自費(66,000円・税込)で、専門の医師の日程を合わせる必要があります [2]。
Q&A
参考文献(4件)
- Vranckx M, Fieuws S, Jacobs R, Politis C. Prophylactic vs. symptomatic third molar removal: effects on patient postoperative morbidity. J Evid Based Dent Pract. 2021;21(3):101582.PMID: 34479679
- 当院の料金表(/service/price.html)
- Taberner-Vallverdú M, Sánchez-Garcés MÁ, Gay-Escoda C. Efficacy of different methods used for dry socket prevention and risk factor analysis: A systematic review. Med Oral Patol Oral Cir Bucal. 2017;22(6):e750-e758.PMID: 29053647
- Dudde F, Giese M, Schuck O, Krüger C. Impacted third molar surgery in older patients-Is patient's age really a risk factor for complications? Clin Oral Investig. 2024;28(11):576.PMID: 39375233

