毎日しっかり歯磨きをしているはずなのに、
口臭が気になって人と話す時に不安になる
——そんな経験はありませんか?
実は、歯磨きだけでは口臭の原因を取り切れていないケースが少なくありません。
日常の習慣を少し見直すだけで、
口臭の悩みは大きく改善できます。
今回は、特に見直したい5つのポイントをご紹介します。
1. 舌の汚れ(舌苔)を放置していないか
口臭の原因の約6割は舌の汚れ、
つまり舌苔(ぜったい)だと言われています。
歯を丁寧に磨いていても、
舌の表面に白っぽい汚れが溜まっていると、
そこから臭いの元となる細菌が繁殖します。
歯ブラシの後に、専用の舌クリーナーや歯ブラシの背を使って、
奥から手前に向かって優しく3〜4回拭き取るだけで効果的です。
ただし、強くこすりすぎると舌を傷つけるので注意しましょう。
2. 歯間の清掃をしているか
歯ブラシのブラシは、歯と歯の隙間をしっかりと掃除できません。
この隙間に挟まった食べかすが腐敗して臭いの原因になります。
デンタルフロスや歯間ブラシを使って、
毎日、歯間を清掃する習慣をつけましょう。
就寝前に行うのが特に効果的です。
歯間ブラシはサイズがいくつかあるので、
自分に合うものを選ぶことが大切です。

3. 歯磨きのタイミングを見直す
食後すぐに歯磨きをする人は多いですが、
酸性の食べ物を食べた直後は、
歯の表面が柔らかくなっており、
ブラッシングで傷つけてしまう恐れがあります。
食後は30分ほど待ってから磨くのが理想です。
また、朝起きてから磨く人もいますが、
実は朝食後の方がより効果的に細菌を除去できます。
夜間は唾液が減るため、就寝前の歯磨きも欠かさず行いましょう。
4. 口呼吸になっていないか
口で呼吸をしていると、
口の中が乾燥し、
細菌が繁殖しやすい環境が作られます。
唾液には殺菌作用があり、
口の中を清潔に保つ役割があるため、
唾液が減ると口臭のリスクが高まります。
鼻呼吸を意識する、
起きている間にこまめに水分補給をする、
などして口の中の乾燥を防ぎましょう。
就寝中の口呼吸が気になる場合は、
歯科医に相談するのも一つの手です。
5. 水分補給と食生活を見直す
唾液の分泌を促すためには、
こまめな水分補給が欠かせません。
また、コーヒーやアルコール、
辛いものを摂りすぎると口臭が強くなる傾向があります。
野菜や果物をバランスよく摂取し、
生活リズムを整えることも大切です。
ストレスが多いと自律神経が乱れ、
唾液の分泌が減るため、
リラックスを心がけることも口臭対策に繋がります。
まとめ
いかがでしたか?
口臭の原因は歯ブラシだけでは届かない場所に潜んでいます。
今日からできることから少しずつ見直して、
自信を持って会話を楽しめるようになりましょう。
症状が続く場合は、歯科医院で相談することもおすすめします。
参考文献
- 日本歯科医師会「口臭 – 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020」
• 舌苔が口臭の6割を占めるという記載や、舌苔の発生メカニズムについて
• https://www.jda.or.jp/park/trouble/index03.html - 厚生労働省 e-ヘルスネット「口臭の原因・実態」
• 口臭の80%以上が口腔内由来であること、主原因物質が揮発性硫黄化合物であること、舌苔と歯周病が主要因であることについて
• https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/information/teeth/h-07-001.html[go] - 厚生労働省 e-ヘルスネット「口臭の治療・予防」
• 舌の清掃による舌苔除去が最も有効な予防法であることについて
• https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-07-002.html[go] - オムロン ヘルスケア「歯が溶ける? 酸蝕歯に気をつけよう」
• 酸性の飲食物摂取後は歯の表面が柔らかくなること、食後30分程度待ってから磨くのが望ましいことについて
• オムロン株式会社


